4人が去った。SV女子の「得点地図」はどう変わる?
SV女子の2026-27シーズンは、得点ランキングの顔ぶれが大きく変わるかもしれない。2024-25、2025-26のSVリーグ公式データを合算すると、その理由が数字にはっきり表れた。
過去2季 アタック打数 TOP5
1位 ロザマリア・モンチベレル 4,094本 2位 マッケンジー・メイ 3,917本 3位 佐藤淑乃 3,911本 4位 ステファニー・サムディ 3,887本 5位 レーナ・シュティグロート 3,804本
最多はロザマリア。2シーズンで唯一4,000本を超えた。2位メイから5位シュティグロートまでの差はわずか113本で、2年間を通してこの4人がほぼ同じ規模のアタックを任されていた。
さらに2025-26だけを見ると、メイは2,302本、サムディは2,157本。2024-25のメイ1,615本、サムディ1,730本から、どちらも大きく増えている。昨季は特にこの2人へボールが集まっていたことが分かる。
過去2季 総得点 TOP5
1位 ロザマリア・モンチベレル 1,823点 2位 シルビア・チネロ・ヌワカロール 1,815点 3位 ステファニー・サムディ 1,800点 4位 佐藤淑乃 1,724点 5位 マッケンジー・メイ 1,617点
こちらもロザマリアが1位だ。ただしヌワカロールとの差は8点、サムディまで含めても23点差。2シーズンを合算すると、トップ3がほとんど横一線だったことが分かる。
TOP5に登場した6人。そのうち4人がSVを去る
2つのランキングに登場するのは計6選手。2026-27シーズンもSVリーグでプレーするのは、ロザマリアとヌワカロールだ。
メイ、サムディ、シュティグロートは退団。佐藤はイタリアリーグへ挑戦する。
昨季だけで見ると、メイ936点、サムディ986点、佐藤709点、シュティグロート769点。4人合わせて3,400点だ。チームも試合数も違うため単純に『3,400点が消える』という意味ではないが、これほど大きな得点を担ってきた選手が一度にSVを離れることは、リーグ全体の得点分布を変えるには十分なインパクトがある。
その打数を、今季は誰が打つ?
得点だけでなく、アタック打数TOP5からもメイ、佐藤、サムディ、シュティグロートの4人がいなくなる。4人の過去2季のアタック打数を合計すると15,519本だ。
そのトスは今季、別の誰かが打つ。新加入選手なのか、これまで別の役割を担っていた選手なのか、それとも若い選手が一気に打数を増やすのか。
一方、過去2季得点1位のロザマリアと、わずか8点差のヌワカロールは残る。トップ2がそのまま新シーズンも得点争いを引っ張るのか。それとも、15,000本を超える『空いたアタック』の中から新しい得点王候補が現れるのか。2026-27のSV女子は、得点数だけでなく『誰の打数が増えたのか』を見ると、勢力図の変化が早く見えてきそうだ。
※2024-25、2025-26シーズンのSVリーグ公式データをもとに集計。レギュラーシーズン、Quarter Finals、Semi Finals、Finalsを含む。