SV男子「次の主役」を数字で見る
SV男子の次の中心になる選手は誰なのか。若い日本人選手の得点だけでなく、出場試合数やセット数までJVDBで追ってみた。すると、ファンなら納得する名前が数字の上でも浮かび上がってくる。そして試合数まで掘ると、もう一人、面白い名前も見つかった。
数字を追ったら、やっぱりこの名前――水町泰杜
2024-25 46試合・172セット・460得点 2025-26 44試合・165セット・566得点 2季合計 1,026得点
ビーチバレーとの二刀流で、アジア競技大会ではビーチ日本代表としてもプレーする水町。その活躍はよく知られているが、SVの数字だけを追ってもやはり名前が出てくる。
特に面白いのは昨季だ。出場試合は46から44へ、セット数も172から165へ少し減ったのに、得点は460から566へ106点増。アタック打数も781本から1,030本へ増えている。
出場量が増えたから得点が増えたのではなく、同じくらいの出場規模の中で攻撃の比重が大きくなり、得点を伸ばしたことが数字から見えてくる。
甲斐優斗――大学在学中で34試合・220得点
2024-25 19試合・51セット・99得点 2025-26 34試合・122セット・220得点
大学時代からオリンピックを経験するなど、早くから注目されてきた甲斐。SVでも大学在学中からコートに立ってきた。
昨季も3月までは大学生で、34試合・122セット・220得点。つまり、まだ『大学を卒業してシーズン最初からSVを戦う甲斐』の数字はない。
2026-27は大学卒業後に迎える最初のシーズン。ここまで限られた参戦期間の中で積み上げてきた得点が、シーズンを通して戦うことでどこまで伸びるのか。JVDBで追いかけたい数字の一つだ。
牧大晃――210cm、大学在学中に26試合・69得点
2025-26 26試合・70セット・69得点
210cm。そのサイズで以前から注目されてきた牧も、昨季は大学在学中にSVへ参戦した。
26試合・70セットで69得点。2026-27は大学卒業後にシーズンを通してSVに臨む最初の年になる。
出場試合数やセット数がどう広がるのか。得点だけでなく、ブロックなど210cmの高さが数字にどう表れるかも楽しみだ。
川野琢磨――現役大学生で18試合
2025-26 18試合・28セット・7得点
現役の早稲田大生で、日本代表登録メンバーにも名を連ねる川野。高校時代から注目を集めてきた選手が、大学在学中にすでにSVで18試合を経験している。
まず18試合のSV経験を積んだことを記録しておきたいところだ。ここから出場セット数、アタック打数、得点がどう変化していくのか。大学生の段階から数字を残しておけば、その成長を数年後まで追うことができる。
試合数まで見ると出てきた――日車恭輔
2025-26 15試合・33セット・85得点
総得点だけでなく試合数、セット数まで見ると、日車恭輔の数字が目に留まる。
昨季は15試合・33セットで85得点。1セットあたりでは約2.58得点だ。限られた出場セットの中で、しっかり得点を積み上げていた。
こういう名前が浮かび上がるのが、総得点だけでなく出場規模まで一緒に見る面白さだ。2026-27に出場機会が広がったとき、数字がどう変化するのか注目したい選手だ。
「何点取ったか」の次を見る
水町はすでに2季で1,026得点。甲斐は大学在学中の昨季34試合で220得点。牧も大学在学中に26試合69得点。川野はさらに若く、現役大学生として18試合を経験した。そして日車は15試合33セットで85得点という、出場規模まで見て初めて目立つ数字を残している。
同じ『若手注目選手』でも、現在地は一人ひとり違う。だからこそ得点の絶対数だけでなく、試合数、セット数、アタック打数まで一緒に見ると面白くなる。
ファンが期待している選手をデータで探してみたら、やっぱり彼らの名前が出てきた。そして2026-27には、そこからさらに数字を伸ばす選手が出てくるはずだ。JVDBでは、その変化を一試合ずつ追っていく。
※得点・試合数・セット数はSVリーグ公式データをもとに集計。